中伝(地之合氣=技之位/中周天)
神武不殺の為の技術を深化させ、更なる実践力を培う為の教伝内容となっており、初伝学習者と中伝学習者では明確な力量差が生じる。但し、あくまでも初伝の十分な練り込みが必須であり、基礎力の欠如した状況で学んだとしても効果が無い段階である。
初伝では、「力を入れる」事を否定し、「力を出す」事が出来る身体を創り、それを伝達する事を目指しますが、中伝では「力を徹す」事を目指します。
また初伝の技術体系の延長線上で、状況により止むを得ず相手を制する為の攻防技術(他派で言えば化勁や合気)と当身の本質(=勁力)学びます。
中伝の学習を通じて、自己効力感を持って間を制し、自ずと醸し出される圧により、神武不殺の技術の深化を図る事が出来るように修練を積んでいきます。
中伝もまた、
【第一教伝(根幹行)】
(1)先制防禦之裏型
(2)柔錬法之型
(3)攻錬法之型
(4)補助鍛錬
【第二教伝(和合行)】
(1)手解き
(2)氣結び
(3)偉力鍛錬(突・打・蹴を原理原則に基づいて各種方法にて練磨)
(4)念功鍛錬(詳細割愛)
【第三教伝(摩氣行)】
(1)手探り
(2)抑先組手(二)(三)
(3)初伝技術への統合
と言う、三つの教伝より構成されており、学びの成果が初伝の内容にフィードバックされる様に考案されております。